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【職人が教える!】外壁塗装で「上塗り・中塗り・下塗り」を分ける理由!

【職人が教える!】外壁塗装で「上塗り・中塗り・下塗り」を分ける理由! | 外壁塗装

外壁塗装は「ただ塗るだけ」と思われがちですが、実は塗装作業においても3回塗り、4回塗りなど、さまざまな方法があるのを知っていますか?

本記事では外壁塗装の塗装作業、特に「下塗り・中塗り・上塗り」の違いについて詳しく解説していきます!

外壁塗装の流れ

  1. 近隣への挨拶
  2. 足場の設置
  3. 高圧洗浄
  4. 下地補修
  5. 養生
  6. 塗装工程(下塗り・中塗り・上塗り) 本記事の内容
  7. 点検・最終チェック
  8. 足場解体と清掃

一連の流れについては、下記記事で詳しく解説しています!

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外壁の劣化・汚れが気になり始めた方であっても、 外壁塗装ってどんな作業をするのか…? 工期はどのくらいかかるの…? このようなことに悩むのではではないでしょうか? そこで本記事では、外壁塗装の「一連の流れ・手順」をプロの塗装士が解説します! そもそも「外壁塗装」とは? 外壁塗

そもそも「3回塗り」って何?

まず、3回塗りとは何かを簡単に整理しましょう。外壁塗装の3回塗りとは、次の3つのステップを指します。

  1. 下塗り:壁と塗料をくっつけるための「土台作り」
  2. 中塗り: 塗膜に「厚み」を持たせて、耐久性をアップ
  3. 上塗り: 見た目を美しく仕上げ、長持ちさせる最終仕上げ

この3ステップが、外壁塗装ひいては「3回塗り」の基本的な流れです。

イメージとしては、家を雨や風から守る「鎧」を少しずつ丁寧に作っていく感じですね。でもなぜこんな手間をかける必要があるのか。次で詳しく解説していきます。

3回塗りの理由:外壁を「美しく+強く」するため

外壁塗装に「3回塗り」が必要な理由は、ズバリ「家の外壁を長く、美しく、強く保つため」です。

それぞれの工程がどんな役割を果たすのか、具体的に見ていきます。

下塗りの役割 : 丈夫な“土台”をつくる

下塗りは外壁の素材(コンクリートやモルタル、サイディングなど)に、塗料がしっかりくっつくようにする接着剤をつくるようなものです。

例えば、古い外壁だと表面がボロボロだったり、吸い込みが激しかったりしますよね。下塗りをすることで、それを整えて、次の塗料がムラなく乗る土台を作ります。

もし下塗りを省くとどうなる?

塗料が壁に密着せず、数年でポロポロ剥がれてしまうことも。

実際、ちゃんとした下塗りをしていないと、3〜5年で塗り直しが必要になるケースもあるんです。防水性を高める効果もあるので、まず「下塗り」は絶対に欠かせません。

中塗りの役割 : 厚みで守る

次に中塗り。これは、塗膜に厚みを持たせて、外壁をしっかり保護する工程です。

外壁は毎日、紫外線や雨、風にさらされていますよね。それらから守るためには、ある程度の「膜の厚さ」が必要なんです。

中塗りを入れることで「塗料が薄すぎてすぐ劣化してしまった…」という不具合を防ぎます。

上塗りの役割 : 「長持ちする美しさ」に整える

最後の上塗りは、見た目を美しく整えると同時に、保護の仕上げをする工程です。

中塗りと同じ塗料を使うことが多いですが、これで色ムラをなくし、ツヤや質感を整えます。さらに、紫外線や雨に対するバリアを強化する役割も。いわば外壁の「最終防衛線」ですね。

この3回塗りのおかげで、外壁塗装は10〜15年、場合によっては20年近く持つようになるわけです。

逆に、1回や2回だと、5年くらいで色あせや剥がれが出てくる可能性が高いです。

よくある質問 : 「2回塗り」では不十分ですか?

よく「2回塗りでもいいんじゃない?」とご質問をいただきます。

結論、2回だと厚みが足りず、耐久性が落ちてしまいます。例えば、塗料メーカーが「膜厚30ミクロン以上」と推奨している場合、1回塗りだと15ミクロンくらいしかつかないこともあります。

つまり中塗り・上塗りまで加えることで、しっかり基準をクリアできる強い外壁になるわけです。

実は3回塗ってない!?「手抜き業者」の見分け方!

「3回塗りが大事なのはわかったけど、本当に3回塗ってくれるか不安…」という声も多くいただきます。

実際のところ「3回塗り」とうたっていても、手抜きをする業者がいるのも事実。ここでは、そんな落とし穴を見抜くポイントをご紹介します!

まずは「見積もり表記」をチェックしよう!

まず、見積書に「下塗り」「中塗り」「上塗り」が明記されているか確認しましょう。

ただ「塗装工事一式」とだけ書かれている場合は注意が必要。具体的に何をするのか、どんな塗料を使うのか聞いてみて、本当に複数回塗りしてくれているのかをチェックしましょう。

見積もりの「塗料の使用量」に注目しよう!

塗料の缶数や使用量も大事なヒントです。

例えば、30坪の家で外壁塗装をするなら、一般的に塗料は20〜30リットルくらい必要。なのに見積もりに「10リットル」とか書いてあったら、「それで3回塗れるの?」と質問するのも有効です。

塗料の量が少なすぎる場合「薄塗り(塗料節約)or 回数を減らし」の可能性があります。

可能なら「現場確認」を!

可能なら、工事中にちょこっと見に行ってみるのもおすすめ。

下塗りが終わった段階で色が違うはずなので、「これが下塗りですか?」と聞いてみるのもいいですね。正直な業者なら、ちゃんと説明してくれるはずです。

手抜きを防ぐには、信頼できる業者を選ぶのが一番。実際に依頼する前に、口コミや過去の実績をチェックするのも手抜き業者回避に繋がります!

まとめ:3回塗りは外壁を守るための投資!

ここまで読んで、「3回塗りってやっぱり大事なんだな」と感じてもらえたでしょうか。

ただし本記事でも紹介した通り「業者選び」もひとつのカギ。見積もりや現場で「本当に3回塗ってくれるか」をしっかり確認すようにしましょう。

当社では、これまで40年以上の経験をふまえて、3回塗りの実施はもちろん、トラブル防止を重視した丁寧な施工を行っています。

塗装前の地域へのご挨拶はもちろん、100%自社施工だからこそできる「自社施工物件のツアー」も行っておりますので、ご自宅の外壁に不安な点があれば、ぜひお気軽にご相談ください!

外壁塗装が終わったら「最終点検(施主チェック)」も忘れずに実施してください!

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