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ナフサ不足が続いているけど、マンション・アパートの修繕を頼んで大丈夫?|東京の塗装会社タムラ塗装が解説

「今ってできるんですか?」「材料が入らないって聞いたけど大丈夫?」。 ナフサ不足が報じられてから、こういった問い合わせが増えています。

先にお答えします。タムラ塗装では現在も工事を受け付け、着工しています。 ただし材料によって状況が違うため、工程ごとに正直にお伝えします。

この記事でわかること
  • タムラ塗装が今、実際に材料をどう調達しているか
  • どの材料が問題なく入り、どれが難しいか(正直に)
  • 今相談・着工するか待つかの判断材料

タムラ塗装は足立区・荒川区を中心に累計4,000件超の施工実績を持ち、マンション修繕では外壁・シーリング・防水を含む92日間・700万〜1,400万円規模の案件を自社施工してきました。完全自社施工のため、材料の調達状況を現場から直接お伝えできます。

この記事を書いた人
田村 正人(たむら まさと)

タムラ塗装 代表取締役社長 / 職人歴10年 / 一級塗装技能士保有
高校を卒業と共に外壁塗装業界へ。先代(親方)のようにいつも「お客さまに喜んでもらえる会社をつくる」をモットーに、お客様はもちろん、一緒に働く仲間や家族に対して思いやりを持って過ごせる会社を目指す。

結論:「今ってできるんですか?」への回答

材料によって状況が違います。「全部大丈夫」とも「全部ダメ」とも言えない状態なので、正直にお伝えします。

塗料は問題ありません。シーリング材が一番の課題です

率直に言います。

塗料は現在も問題なく仕入れられています。

発注から約2週間で手配できる状況が続いています。

大手メーカーはシンナー類を最大75〜80%値上げしていますが、タムラ塗装では外壁塗装に水性塗料をメインで使用しており、油性塗料は鉄部など付帯部の施工に限っています。

シンナーを大量に使う油性塗料の比率が低いぶん、シンナー価格の高騰が施工費全体に与える影響は限定的です。

「在庫がなくて塗れない」という状態にもなっていません。

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一番の課題はシーリング材です。

シーリング材(コーキング材)は外壁の目地・窓まわり・バルコニーに詰めて水の侵入を防ぐ材料で、塗装の前に必ずやる工程に使います。

これが手配できないと後の工程が始められないため、最初に確認が必要な材料です。

シーリング材を作っているメーカー各社が注文受け付けを一時停止し、30%以上の値上げを実施しています。

業界全体での本格的な回復は2027年の春ごろになる見込みです。タムラ塗装では複数の仕入れルートを確保し、契約と同時に材料の手配を動かすことで対応しています。

防水材も一部メーカーで注文が止まっています。

主要な防水材メーカーが40〜50%の値上げを実施し、一時的に注文を受け付けない状態になっていました。

現在は段階的に再開しつつあります。指定の材料が入らない場合は、同等の性能を持つ別の材料をオーナーに確認・承認いただいた上で使用しています。

【タムラ塗装・代表より】

「今できるんですか?」という問い合わせに「できます」とだけ答えるのは、後でオーナーさんを困らせると思っています。

材料ごとに状況が違うので、見積もりの段階で正直にお伝えするのが私たちのやり方です。着工した以上、最後まで責任を持って仕上げます。

「工事の途中で業者が潰れないか」という不安について

大きな工事ならではの心配として「途中で業者が倒れたらどうするか」という声があります。

タムラ塗装は下請けへの外注をしていない完全自社施工です。

外注を多く使っている業者は材料費の高騰のしわ寄せを受けやすい構造になっていますが、タムラ塗装は工程と材料を直接コントロールできる体制で動いています。

また、材料費の高騰を理由に「追加費用が発生する」場合は、着工前に必ず説明し承認を得てから進めます。「いつの間に条件が変わっていた」という状況は作りません。

タムラ塗装が材料不足でも工事を続けられている理由

全国594件のマンションで工期が遅れているという報道がある中で、なぜタムラ塗装は工事を続けられているのか。

大きく2つの理由があります。

完全自社施工だから、問題があればその日に動ける

タムラ塗装の工事はすべて自社の職人が担当します。外部の業者への外注はしていません。

材料の仕入れについても、これは大きな意味があります。「どの材料をいつ発注するか」「別の材料に切り替えるかどうか」の判断が現場と直接つながっているため、問題があれば即日で段取りを変えられます。

外注が入ると確認と変更の承認に時間がかかりますが、自社施工ではその待ち時間がありません。

見積もりを出す段階から材料の確認を動かしている

「工事を始めてから材料が入らない」となれば対応が限られます。タムラ塗装では見積もりを出す時点で、使う予定の材料が今の時期に手配できるかどうかを確認するようにしています。

「今の価格でいつまで注文できるか」「着工予定の時期に材料が届くか」を先に把握しておくことで、別の材料を選んだり工程の調整に使える時間を作ります。

見積もりの有効期限も業界全体で短くなっており(以前の1か月から2週間程度に)、タムラ塗装でも同様の対応をしています。

【タムラ塗装・代表より】

工期が止まるとき、一番つらいのはオーナーさんです。足場が組まれたまま入居者の生活が制限され、管理組合や住民への説明が続く。

その状況を避けるには、材料が揃うかどうかを着工前に確認しておくことしかありません。それをやるのが私たちの仕事です。

塗装会社から見た「ナフサ不足」の実態

「ナフサ」という言葉を聞いても、マンション修繕との関係がピンとこない方も多いと思います。現場の目線で整理します。

ナフサとは原油(石油)を精製するときに取り出される成分の一つで、シンナーや合成樹脂・シーリング材・防水材の原料になります。マンション修繕で使う主要な材料のほぼすべてがナフサ由来の成分を含んでいます。

2026年3月に中東のホルムズ海峡(石油タンカーが通る主要な航路)が封鎖に近い状態になり、日本へのナフサ供給が急減しました。

ナフサは石油と違って国家備蓄の対象外で、民間在庫はわずか約20日分しかありません。原油は備蓄で補える期間があっても、その先のナフサはすぐに底をつく構造です。

材料が私たちの手元に届くまでの流れを整理すると、おおよそ次のようになります。

  1. 中東の油田 → タンカーがホルムズ海峡を通過
  2. 日本の製油所 → 原油を精製してナフサを取り出す
  3. 石油化学メーカー → ナフサをシンナー・合成樹脂・イソシアネートに加工
  4. 各資材メーカー → 塗料・防水材・シーリング材を製造
  5. 問屋・販売店 → 塗装業者 → マンション修繕現場

この流れの最上流が詰まると、影響は下流に時間差で大きく出ます。私たちが仕入れに動く時点で「出荷制限」「納期未定」「受注停止」という連絡が届くのは、そのためです。

マンション修繕で影響を受ける材料、受けにくい材料

マンション修繕では外壁塗装・シーリング・防水・配管と、複数の工程が連なっています。材料によって影響の大きさが違います。

もう一つ押さえておきたいのは、マンション・アパートはその規模から材料の使用量が戸建てとは桁違いに大きいという点です。

同じ「塗料が10%値上がり」でも、使用量が多いぶん金額への跳ね返りが大きくなります。

また一度に大量の材料を確保する必要があるため、「少しずつなら手に入る」という状況でも、規模の大きい工事では必要量が揃わないことがあります。

マンション修繕が戸建てより材料不足の影響を受けやすいのは、この構造によるものです。

材料ごとの状況を、影響の小さいものから順に見ていきます。

塗料:水性メインのため、影響は限定的

今のところ比較的安定しています。シンナー類が最大80%近く値上がりしていますが、タムラ塗装は水性塗料をメインで使用しており、油性塗料は鉄部など付帯部に限っています。

「在庫がなくて塗れない」という状態にはなっていません。

マスカー(養生材):地味だけど、じわじわ効いている

意外と見落とされがちなのがマスカーです。マスカーとは、塗装中に窓・床・設備など塗らない部分に貼って保護するビニールシート付きのテープのことです。

施工中は大量に使う消耗品で、材料の中では地味な存在ですが、これもポリエチレン(石油由来のプラスチック)が原料のため値上がりが続いています。

塗料単体の話だけでなく、こうした養生材の値上がりも施工費を積み上げる要因になっています。

防水材:注文停止から段階的に再開中

一部メーカーが値上げ・注文停止を経て段階的に再開しつつあります。

屋上・バルコニーの防水は工程の中間に位置するため、材料が止まると前後の工程も待機状態になります。

配管材(塩ビ管):値上がりが予算との差を広げる

排水管・給水管の更新工事に使う材料で、こちらも値上がりが続いています。

大規模修繕と同時に配管更新を計画しているケースでは、塗装・防水の費用増に配管材の値上がりが重なり、当初の予算との差が大きくなりやすい状況です。

シーリング材:最大の課題。止まると工程全体が止まる

外壁の目地・窓まわり・バルコニーの止水に使うこの材料は、代わりになる素材への切り替えが難しく、塗料のような逃げ道がありません。

塗装の前工程になるため、手配できないと後続の工程全体が止まります。

現場の実感でいうと、「材料が全部止まっているわけではないが、工程の起点になるシーリング材と防水材の状況で工期が左右される」というのが正直なところです。

工事費は上がっているか。「待てば下がる」のか

「費用はどれくらい変わりますか?」「少し待てば下がりますか?」という問い合わせが増えています。

どちらも正直にお伝えします。

材料の値段は、正直に言うと上がっています

業界全体の試算では、100戸規模・工事費1.2億円のマンションの場合、材料費の高騰で工事費全体が5〜8%押し上げられる水準とされています。

金額にすると600万〜960万円(1戸あたり6万〜10万円)のコスト増です。

主な材料の値上げ状況です。

材料 値上げの目安
塗料・シンナー シンナー類最大80%、塗料本体10〜30%値上げ
ウレタン防水材 最大40〜50%値上げ(一部メーカーで注文停止中)
シーリング材 30%以上値上げ(多くのメーカーで注文停止あり)
配管材(塩ビ管) 1kgあたり55円以上値上げ

その上でお伝えすると、タムラ塗装でも、ナフサショックの影響により工事費の値上がりが発生しています。

工事の内容によっておおよそ10〜20%程度値上がりしている場合があります。費用が変わる場合は、見積もり・契約の段階で必ず事前にご説明します。

「待てば下がるか」は、現場の正直な見立てをお伝えします

政府は2026年6月2日に「化学製品の供給継続が可能」と表明しました。中東以外からの代替調達も進んでおり、原料レベルでは改善の方向にあります。

ただしこれは「ナフサという原料が業界に届く」という話です。修繕で使う塗料・防水材・シーリング材の値段は別問題です。注文を再開したメーカーも出てきましたが、価格は最大40%値上げのままです。原料の供給が改善されても、製品の値段がすぐに元に戻る保証はありません。

【タムラ塗装・代表より】

「少し様子を見てから」という気持ちはわかります。ただ現場の実感として、材料費がそう簡単に元の水準に戻るとは考えていません。

早めにご相談いただいた方が、別の材料の選択肢も工程の調整も、取れる手が多くなります。

今、相談・着工するタイミングをどう考えるか

修繕の進み具合によって、今すぐやることが違います。

計画段階と着工直前・工事中に分けて整理します。

計画中・検討段階:まず見積もりを取るところから

最初にすべきことは、現時点での見積もりを取ることです。以前取った概算があっても、3年以上前のものであればほぼ見直しが必要です。

複数業者に見積もりを取る場合は、「値上がりした理由を説明できる業者かどうか」を確認ポイントにしてください。「なぜ高くなったか」を説明できない業者との契約はトラブルにつながりやすいです。

タムラ塗装では現地調査と見積もりを無料で行っています。材料の調達状況と費用の目安を確認するところから始めることができます。

工事中・着工直前:業者に3点確認する

工事が進行中・着工直前の段階では、この3点を業者に確認しておくと後のトラブルが減ります。

  • 同等の性能を持つ別の材料に切り替えられるか
  • 工程の順番を組み替えられるか
  • 材料が届かない場合の工期の見通し

契約書に「材料費が上がった場合に追加請求が発生するか」という条項が入っているかどうかも確認しておいてください。

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東京都足立区・荒川区・23区・都内近郊

まとめ:タムラ塗装は動いています。材料ごとの状況を正直にお伝えします

  • 塗料は現在も問題なく仕入れられています(発注から約2週間で手配)
  • シーリング材が最大の課題。複数の仕入れルートと契約同時発注で対応しています
  • 防水材は一部メーカーで注文停止中。別の材料に切り替える場合は事前に確認・承認をとって進めます
  • タムラ塗装でも工事費は値上がりしており、工事内容によっておおよそ10〜20%程度上がっている場合があります
  • 完全自社施工のため、材料の状況把握と工程の判断をその日に動かせます
  • 「待てば価格が下がる」という根拠は今のところ見当たりません

「今ってできるんですか?」という方は、まず無料の現地調査・お見積もりからご相談ください。足立区・荒川区を中心に累計4,000件超の施工実績があります。100%自社施工のため、材料から工程まで直接把握しながら進めることができます。

この記事を書いた人
田村 正人(たむら まさと)

タムラ塗装 代表取締役社長 / 職人歴10年 / 一級塗装技能士保有
高校を卒業と共に外壁塗装業界へ。先代(親方)のようにいつも「お客さまに喜んでもらえる会社をつくる」をモットーに、お客様はもちろん、一緒に働く仲間や家族に対して思いやりを持って過ごせる会社を目指す。

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