
2025.03.03
投稿日:2025.03.03
外壁塗装が完了したタイミングで、忘れてはいけないのが「最終点検」です。
しっかりとした施工業者であれば、最終点検も“施工の一環”として行いますが、当社では施主の方もご一緒に最終点検をいただくことを推奨しています。
本記事では、最終点検が不可欠なワケから「実際にどこを見れば良いのか?」まで詳しく解説していきます!
一連の流れについては、下記記事で詳しく解説しています!
外壁の劣化・汚れが気になり始めた方であっても、 外壁塗装ってどんな作業をするのか…? 工期はどのくらいかかるの…? このようなことに悩むのではではないでしょうか? そこで本記事では、外壁塗装の「一連の流れ・手順」をプロの塗装士が解説します! そもそも「外壁塗装」とは? 外壁塗装は、建物の外側を覆う大切な「コーティング」のようなものです。私たちの肌が日焼けしたり乾燥したりするように、建物の外壁も雨や日差し、風にさらされて徐々に傷んでいきます。 つまり私たちの身体が日々、皮膚によって外的要因から守られているように、家の内部構造を守ってくれるのが「外壁塗装(塗膜)の役割」なのです。 外壁塗装の役割については、こちらの記事をご覧ください! 外壁塗装の“一連の流れ”は8つ ここから具体的に、一連の流れについて詳しく見ていきましょう! 「外壁塗装って塗るだけでしょ」と思われがちですが、実は大まかに分類すると、 近隣への挨拶 足場の設置 高圧洗浄 下地補修 養生 塗装工程(下塗り・中塗り・上塗り) 点検・手直し(最終チェック) 足場解体と清掃 上のような8工程に分かれます。ここからはそれぞれ具体的に見ていきましょう! 1. 近隣へのご挨拶 まず大前提ですが、塗装をする前に「近隣住宅への挨拶と工事説明」が必須。 そもそも外壁塗装というのは、依頼者と業者だけの作業ではなく、例えば、足場を組む際の「騒音・振動」、近隣の建物への塗料の飛散など、実はトラブルになってしまうことも。 もちろん我々職人も、トラブルにならないよう最善を尽くすわけですが、特に隣接する住宅には丁寧な説明を心がけ、事前コミュニケーションをとることで、トラブルを事前する心掛けと思いやりが必要なのです。 2. 足場の設置(足場かけ) 次は「足場の設置」です。足場は頑丈な単管パイプとクランプで建物をぐるっと囲むように組み立てます。こちらもご挨拶と同様に軽視されがちですが、まず従業員の安全や塗装の品質のためには不可欠な工程です。 また、足場を設置するとメッシュシートで覆うことができるため、塗料の飛散も防止することにも繋がります。 職人・施主・近隣の方までトラブルなく施工を完結するためには重要な工程というわけですね! 足場設置についてはこちらの記事で詳しく解説しています! 3. 高圧洗浄 いよいよ具体的な施工に入りますが、まずは高圧洗浄機をつかって、外壁の汚れや劣化した塗膜を高圧洗浄で除去します。 これは新しい塗料を密着しやすくするもので、特にサイディングの目地や手すり、配管回りなどの汚れがたまりやすい箇所は入念に洗浄します。 塗料を塗り重ねる前に“まっさらな状態”に戻すことで、その後の塗膜の質がぐっと上がります! 高圧洗浄についてはこちらの記事で詳しく解説しています! 4. 下地処理(補修) 外壁が綺麗になったら、次は塗膜や汚れで隠れていた「下地の状態」を見極めます。 具体的には、クラックやコーキングの劣化、シーリング材の破損などの劣化症状を見つけ、一つ一つ丁寧に補修を行います。 綺麗な塗膜は均一な下地があってこそ。ここでは塗料こそ使いませんが、下地の補修によって施工結果が大きく変わります。 5. 養生 忘れてはいけないのが塗装の前の「養生」です。 塗料が周りに飛散することを防ぐための準備工程ですが、丁寧な作業が求められます。 養生テープとマスカーを組み合わせ、時には専用の保護材を使って窓やドア、エアコンの室外機、植栽、場合によってはお隣の植栽や車など飛散のリスクがある箇所は徹底的に保護します。 近隣へのご挨拶と同様に、施工中のトラブルを避けるためには不可欠な工程となります。 6. 塗装工程(下塗り・中塗り・上塗り) いよいよ「塗装」ですが、塗装には下塗り、中塗、上塗りの3回に分けて実施します。 下塗りは密着性を高めるプライマー的な役割を果たし、中塗りは塗膜を厚くして保護性を高め、上塗りでは美しい仕上がりと耐候性を実現します。 色むらが出ないよう、各工程の間には十分な乾燥時間を設け、一面ごとに塗り継ぎのタイミングを慎重に見極めていきます。 7. 点検・手直し(最終チェック) 塗装完了後は塗り残しやムラ、タレなどの不具合がないか細かく点検します。 均一で美しい仕上がりで受け渡すためにも、足場から降りてみたり、敷地外から見てみたり、時間を変えたりと複数回チェックします。 各所の仕上がりを確認し、必要に応じて追加の補修も行います。 Point:最終チェックは施主(依頼者)の方も一緒に! ここまでの工程は基本的に業者にお任せすることができますが、最終チェックだけは業者の説明を受けながら仕上がりを一緒に確認してください。 万が一、足場を解体してしまった後や業者が引き上げてしまった後に不具合が見つかった場合には手直しに追加費用がかかったりとトラブルに発展しかねません。 もし仮に業者から最終点検について声がかからないという場合は、今後のためにも施主の皆さんから「最終確認は立ち会わせてください」とお声がけください! 8. 足場解体と清掃 ここまですべての作業が完了したら、足場を解体し、周辺の清掃を実施します。 特に養生材の細かいゴミが残りやすく、気持ちよく施工を完了させるためにも工事で使用した資材や器具を撤去し、敷地内をきれいに整えます。 工事の記録写真や完成写真をお客様にお渡しし、最後に近隣の方々へお礼のご挨拶を行い、工事の完了となります。 外壁塗装は計画的な準備と施工が大切! 外壁塗装は、建物を長く美しく保つための重要な工事です。 ご紹介した8つの工程からもわかるように、単に塗料を塗るだけではなく、入念な下準備から丁寧な仕上げまで、それぞれの段階で細やかな配慮と専門的な技術が必要となります。 当社では、これまで40年以上の経験をふまえて、施工の品質はもちろん、トラブル防止を重視した丁寧な施工を行っています。 塗装前の地域へのご挨拶はもちろん、100%自社施工だからこそできる「自社施工物件のツアー」も行っておりますので、ご自宅の外壁に不安な点があれば、ぜひお気軽にご相談ください! >無料ご相談はこちらから!
結論からお話すると、点検が不可欠な理由は「施工ミスが“施主責任”になってしまうから」です。
私たちタムラ塗装も、もちろん日々安心いただける施工を心がけてはいますが、人間の手作業である以上『わずかな塗り残しさえ、100%ありません!』とは言い切れません。(当然、限りなくゼロになるよう心がけております)
ただ工事が完全終了してしまってからは、そういった施工漏れは、「塗装業者に非がないもの※」として扱われてしまいます。
そのため塗装後には、職人同士で「最終点検」を行っているのですが、ダブルチェックの意味も兼ねて、施主の方と一緒に最後のチェックをお願いしているというわけです。
アフター保証の範囲として、無償対応できるケースもあります。
とはいえ施主の方が、足場からしか見えないような部分までチェックするのは難しいものです。そういった所は「業者に写真を取ってもらう」などのお願いをするのがベストだと思います。
また外見からパッと見でわかるような範囲であれば、ぜひご一緒にチェックいただき、
など気になる点は、遠慮なく質問・確認するようにしてください!
ここからは点検に関する注意事項、「点検はいつやればいいの?」というお話。結論、点検タイミングとして覚えておくべきことは、
の2点です。具体的に詳しく解説していきます!
まず覚えておきたいのが、塗料が完全に乾いてから確認することです。
水分を含んだ塗料はどうしてもツヤが出ますので、当然キレイに見えます。ただし「塗りムラ」は完全に乾き切ってから出るものですので、「塗装完了の報告後1〜2日後」を目安に点検しましょう!
また「足場の解体前」もポイントとして押さえましょう。
これは足場を撤去してしまってから、もし「足場がないと再塗装できない場所」にミスが見つかった場合、ケースによっては「足場の再設置費用」を別途見積もりされる可能性があるからです。
そのため、「塗料が乾いてから」+「足場の解体前」この2点をチェックタイミングとして覚えておきましょう!
そもそもミスのない塗装のために不可欠な『3回塗り』のお話を下記記事でまとめていますので、こちらも併せてご覧ください!
外壁塗装は「ただ塗るだけ」と思われがちですが、実は塗装作業においても3回塗り、4回塗りなど、さまざまな方法があるのを知っていますか? 本記事では外壁塗装の塗装作業、特に「下塗り・中塗り・上塗り」の違いについて詳しく解説していきます! 外壁塗装の流れ 近隣への挨拶 足場の設置 高圧洗浄 下地補修 養生 塗装工程(下塗り・中塗り・上塗り) 本記事の内容 点検・最終チェック 足場解体と清掃 一連の流れについては、下記記事で詳しく解説しています! そもそも「3回塗り」って何? まず、3回塗りとは何かを簡単に整理しましょう。外壁塗装の3回塗りとは、次の3つのステップを指します。 下塗り:壁と塗料をくっつけるための「土台作り」 中塗り: 塗膜に「厚み」を持たせて、耐久性をアップ 上塗り: 見た目を美しく仕上げ、長持ちさせる最終仕上げ この3ステップが、外壁塗装ひいては「3回塗り」の基本的な流れです。 イメージとしては、家を雨や風から守る「鎧」を少しずつ丁寧に作っていく感じですね。でもなぜこんな手間をかける必要があるのか。次で詳しく解説していきます。 3回塗りの理由:外壁を「美しく+強く」するため 外壁塗装に「3回塗り」が必要な理由は、ズバリ「家の外壁を長く、美しく、強く保つため」です。 それぞれの工程がどんな役割を果たすのか、具体的に見ていきます。 下塗りの役割 : 丈夫な“土台”をつくる 下塗りは外壁の素材(コンクリートやモルタル、サイディングなど)に、塗料がしっかりくっつくようにする接着剤をつくるようなものです。 例えば、古い外壁だと表面がボロボロだったり、吸い込みが激しかったりしますよね。下塗りをすることで、それを整えて、次の塗料がムラなく乗る土台を作ります。 もし下塗りを省くとどうなる? 塗料が壁に密着せず、数年でポロポロ剥がれてしまうことも。 実際、ちゃんとした下塗りをしていないと、3〜5年で塗り直しが必要になるケースもあるんです。防水性を高める効果もあるので、まず「下塗り」は絶対に欠かせません。 中塗りの役割 : 厚みで守る 次に中塗り。これは、塗膜に厚みを持たせて、外壁をしっかり保護する工程です。 外壁は毎日、紫外線や雨、風にさらされていますよね。それらから守るためには、ある程度の「膜の厚さ」が必要なんです。 中塗りを入れることで「塗料が薄すぎてすぐ劣化してしまった…」という不具合を防ぎます。 上塗りの役割 : 「長持ちする美しさ」に整える 最後の上塗りは、見た目を美しく整えると同時に、保護の仕上げをする工程です。 中塗りと同じ塗料を使うことが多いですが、これで色ムラをなくし、ツヤや質感を整えます。さらに、紫外線や雨に対するバリアを強化する役割も。いわば外壁の「最終防衛線」ですね。 この3回塗りのおかげで、外壁塗装は10〜15年、場合によっては20年近く持つようになるわけです。 逆に、1回や2回だと、5年くらいで色あせや剥がれが出てくる可能性が高いです。 よくある質問 : 「2回塗り」では不十分ですか? よく「2回塗りでもいいんじゃない?」とご質問をいただきます。 結論、2回だと厚みが足りず、耐久性が落ちてしまいます。例えば、塗料メーカーが「膜厚30ミクロン以上」と推奨している場合、1回塗りだと15ミクロンくらいしかつかないこともあります。 つまり中塗り・上塗りまで加えることで、しっかり基準をクリアできる強い外壁になるわけです。 実は3回塗ってない!?「手抜き業者」の見分け方! 「3回塗りが大事なのはわかったけど、本当に3回塗ってくれるか不安…」という声も多くいただきます。 実際のところ「3回塗り」とうたっていても、手抜きをする業者がいるのも事実。ここでは、そんな落とし穴を見抜くポイントをご紹介します! まずは「見積もり表記」をチェックしよう! まず、見積書に「下塗り」「中塗り」「上塗り」が明記されているか確認しましょう。 ただ「塗装工事一式」とだけ書かれている場合は注意が必要。具体的に何をするのか、どんな塗料を使うのか聞いてみて、本当に複数回塗りしてくれているのかをチェックしましょう。 見積もりの「塗料の使用量」に注目しよう! 塗料の缶数や使用量も大事なヒントです。 例えば、30坪の家で外壁塗装をするなら、一般的に塗料は20〜30リットルくらい必要。なのに見積もりに「10リットル」とか書いてあったら、「それで3回塗れるの?」と質問するのも有効です。 塗料の量が少なすぎる場合「薄塗り(塗料節約)or 回数を減らし」の可能性があります。 可能なら「現場確認」を! 可能なら、工事中にちょこっと見に行ってみるのもおすすめ。 下塗りが終わった段階で色が違うはずなので、「これが下塗りですか?」と聞いてみるのもいいですね。正直な業者なら、ちゃんと説明してくれるはずです。 手抜きを防ぐには、信頼できる業者を選ぶのが一番。実際に依頼する前に、口コミや過去の実績をチェックするのも手抜き業者回避に繋がります! まとめ:3回塗りは外壁を守るための投資! ここまで読んで、「3回塗りってやっぱり大事なんだな」と感じてもらえたでしょうか。 ただし本記事でも紹介した通り「業者選び」もひとつのカギ。見積もりや現場で「本当に3回塗ってくれるか」をしっかり確認すようにしましょう。 当社では、これまで40年以上の経験をふまえて、3回塗りの実施はもちろん、トラブル防止を重視した丁寧な施工を行っています。 塗装前の地域へのご挨拶はもちろん、100%自社施工だからこそできる「自社施工物件のツアー」も行っておりますので、ご自宅の外壁に不安な点があれば、ぜひお気軽にご相談ください! 外壁塗装が終わったら「最終点検(施主チェック)」も忘れずに実施してください!
まずは色ムラや塗り残しがないか確認してください。遠くから全体を見るチェックと、近くで細部を確認するチェックの2段階チェックを行いましょう。
例えば、パッと見問題なさそうであっても、太陽光が当たる角度を変えてみると、ムラが浮き上がってきたりします。そういった「光の反射」も考慮しつつ、均一に塗装されているか?をチェックしましょう!
契約に含まれてるなら、雨樋や窓枠の塗装もチェック。
見積もり上では「付帯部」と記載されていることが一般的ですので、付帯部の塗装がメニューに入っていれば、こういった軒裏の塗装までしっかりされているか?をチェックしましょう!
コーキングとは、窓枠や壁の継ぎ目のゴム状の繊維のこと。このコーキングが均等で隙間なく打たれているかを確認しましょう。
ここは一般的に想像する「塗装」から少し離れているかもしれませんが、外壁塗装時に補修することが一般的ですのでチェックを忘れずに。雑だと雨漏りの原因に直結します。
もしも点検で「施工不良かも…」と感じた場合は、
この3つを行いましょう。
まずは「不具合をスマホなどで写真に残す」のが鉄則。証拠がないと「言った言わない」の水掛け論になりかねません。
次にすぐに業者に連絡をして、写真を見せながら「ここを直してほしい」と伝えましょう。信頼できる業者であれば、アフター保証などもうまく使いながら再調整してくれます。
どうしても揉めそうならば、第三者(他の塗装業者や塗装組合)に相談するのも手です。ここは遠慮なく「プロの意見」を参考にしてもいただくといいと思います。
ここまで説明してきたように、外壁塗装の最終チェック・点検手直しは、塗装の品質を確保し、建物を長く美しく保つために不可欠な工程です。色ムラやひび割れ、付帯部分の不具合など、チェック項目はたくさんありますが、一つ一つ丁寧に確認していくことが大切です。そして、あなたご自身も立ち会うことで、手抜き工事を防ぎ、納得のいく仕上がりを実現できます。
足立区で40年以上の実績を持つタムラ塗装は、豊富な経験と確かな技術で、お客様の大切な住まいを守ります。最終チェックはもちろん、施工中の中間検査も徹底し、高品質な塗装をお約束いたします。
「外壁塗装の仕上がりが心配…」という方は、ぜひ一度タムラ塗装にご相談ください!
タムラ塗装 代表取締役社長 / 職人歴10年 / 一級塗装技能士保有
高校を卒業と共に外壁塗装業界へ。先代(親方)のようにいつも「お客さまに喜んでもらえる会社をつくる」をモットーに、お客様はもちろん、一緒に働く仲間や家族に対して思いやりを持って過ごせる会社を目指す。
2025.03.03
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