
2025.06.15
投稿日:2025.06.15
インターネットで「外壁塗装」と検索すると、「悪徳業者」「高額請求」「手抜き工事」といったキーワードが出てきます。
私たち塗装業界の人間としては非常に悲しいことですが、実際にお客様が知らない・知識がないことをいいことに、お客様をダマすような売り込み、手口があることもまた事実です。
本記事では「塗装業界の闇」に焦点を当てて、施主の皆様がダマされないための情報をご提供していきます。
もちろん当社の情報がすべて正しいわけではありません。業者選びの判断材料のひとつにしていただければと思います!
この記事の内容ははこちらのの動画でも解説しています!
お客様からよく「そもそも何で手抜きをする業者があるの?」「皆丁寧にやってくれるものじゃないの?」とご質問いただきます。
まずはこの辺りの「手抜きが発生するカラクリ」から説明していきます。
大前提、職人の世界というのは「仕事を取ってこれる会社」の権力がものすごく強いです。
いくら腕に自信があっても、仕事がなければ「横の繋がり」で人貸しのように応援に行くか、営業力のある塗装店の下請けに入るしかない。つまり腕が良くても、元請けが望んだ“利益の残りやすい施工”をしなくてはいけない。
これは今なお続く「職人世界のリアル」です。
もちろん、すべての下請け業者が悪いわけではないことは先に断りを入れておきます。
その上で先ほど解説したように、下請け業者は、元請け業者が望んだ施工をしなければならないため、「超低賃金での仕事」を要望されることがあります。たとえ断ったとしても、「それなら他に頼むからいいよ」と一蹴されます。それほど“仕事が欲しい下請け”は溢れているということです。
ただ下請け業者も社員がいるわけですから…、そういったグレーな仕事も割り切って受けるしかありません。そこから少しでも利益を出そうとすると、「バレないように手抜き」をするしかなくなってしまいます。
つまり悪徳業者というよりも「仕方なく手抜き工事をしてしまっている会社」が多いというのが現状なんです。
実はタムラ塗装も昔は「下請け」業者でした。
当社も下請けとしていろいろな工務店からお仕事をいただく中で、元請けと下請けの「度が過ぎた力関係」や「劣悪な現場状況」、信じられないような「手抜き工事」をたくさん見てきました。
私たちは地域の皆様から「安心して任せられる」という地元評判に支えられていたため、これ以上地域の方々を裏切るわけにはいかない、という想いから、今の【100%自社施工】スタイルでの営業を始めました。
この辺りの想いについてはこちらの記事で解説しています。少し長くなりますが、ぜひ一読いただければと思います。
当社は先代から40年続く足立区の外壁塗装会社です。 ありがいことに2017年に「株式会社タムラ塗装」として法人化することができ、創業の場“足立区”を拠点に、今でも多くのお客様に支えられています。 しかし法人化までの道のりは長く険しく、またここに至るまでに数多くの「塗装業界の闇」と葛藤する日々があ
利益を出すための悪徳業者の手口としては、大きく分けて以下の2つに分かれます。
つまり「やるべきことをしない業者」か「ぼったくり業者」の2つがあるということです。ここから具体的に解説していきます。
詳しくは下の記事で解説しているんですが、外壁塗装は、基本「3回塗り」(下塗り・中塗り・上塗り)」をしなければいけません。
これは“推奨”ではなく、メーカーからの適切な塗布規定が「3回以上」とされているため、原則守らなければいけません。
ただ当然、塗布回数が増えるほど塗料の使用量が増えるわけですから、
こういった「手抜き・抜かし」によって少しずつ利益を出そうとするのです。
しかも厄介なことに「2回 or 3回」は素人目では判断できません。業者はそれを知っているからこそ“3回塗った定(てい)”で完了したことにしてしまうんです。
外壁塗装は「ただ塗るだけ」と思われがちですが、実は塗装作業においても3回塗り、4回塗りなど、さまざまな方法があるのを知っていますか? 本記事では外壁塗装の塗装作業、特に「下塗り・中塗り・上塗り」の違いについて詳しく解説していきます! 外壁塗装の流れ 近隣への挨拶 足場の設
外壁塗装の費用を大きく左右するのははやり「塗る作業・塗料代」です。ただここも複数回塗りと同様、
こういった手口をされても、お客様からでは気付けないのです。
ですのではやり完了書や塗料証明書をしっかり発行してくれるかを、無料見積もりの際に聞いておくのが最適ですね。
当社の場合は、1軒あたりおよそ20ページ以上の写真を1綴りにした「完了報告書」をお出ししています。
下請け時代によく目の当たりにした“手抜き工事”のほどんどは施主様の見えない部分で発生します。つまり手抜き工事の証明には、事細かな施工箇所のビフォー/アフターをお出しする必要があります。
これはあくまで“当社のやり方”ではありますが、こういった証明書を発行して「これが何回目ですよ!」と証明してくれるものがある業者さんを選択肢に入れておくと良いですね。
見積もり段階で不正が行われるケースがこれにあたります。
かなり古典的ですが、いまだに見られる手口です。たとえば実際には100㎡しかない壁を120㎡と記載するなど、意図的に面積を大きく見積もり、塗料代や工事費を上乗せします。
「ここも補修しないと大変なことになる」「ついでにこれもやった方が良い」などと不安を煽り、本来は必要のない追加工事を契約させようとします。特に、屋根などお客様が直接確認しにくい場所で多く起こります。
当社でも「見積もりは3社以上取ること!」と発信していますが、その理由が「かさ増し」に気づくためです。
家の面積は変わるわけありませんから、こういった変わらない数値がズレてないか?を確認できるため、必ず複数社の見積もりを取るべきです。
「そろそろ外壁塗装を考えないといけないけど、いくらかかるんだろう…?」 外壁塗装で一番気になるのは、やはり“費用”ではないでしょうか? 相場が分からないと見積もりを見ても高いのか安いのか判断できず、不安になってしまいますよね。 そこで本記事では、外壁塗装の費用相場からその理由、さらに費用負担を
▲塗膜保証書イメージ
当社では先ほどご紹介した完了報告書はもちろん、「塗料の発注書」や「塗膜補償書」など、本当にその材料を使っている“証明書”も必要に応じてお渡し可能です。もちろん無償で発行いたします。
見積もり記載の塗料を“実際には使っていなかった”という手法で儲けを出す業者も今尚いるのが現状。そういった業者による被害を1件でも減らすべくこういった活動をしています。
ぜひご遠慮なさらずお声かけいただければと思います。
法人化し、100%自社施工でお客様と直接お仕事をさせていただくようになって、改めて感じるのは「お客様に、工事が終わった後もずっと、心からの安心をお届けしたい」という想いです。
下請け時代には、どうしても施工後の長期的な関係構築や、お客様が本当に知りたい情報を提供する機会が限られていました。そのもどかしさが、現在のタムラ塗装の「安心への取り組み」の原動力となっています。
私たちは、単に綺麗な仕上がりを提供するだけでなく、お客様が工事のプロセス全体を理解し、納得していただいた上で、安心して工事を任せていただける環境づくりを重視しています。
屋根の調査など、お客様の目の届かない場所の診断には「ドローン」を活用し、その映像をお見せすることで、現状を正確にご理解いただけるよう努めています。
またご希望の方には、実際に私たちが施工した近隣の物件をご覧いただく「自社施工ツアー」も実施しており、「10年後の安心」を具体的に感じていただいています。
このコラム記事をはじめ、YouTubeやTikTok、各種SNS、そして自社サイトでの積極的な情報発信も、そうした「お客様に心からの安心を届けたい」という想いの一環です。
私たちが40年間、塗装業界の内側から見てきた「業界のリアル」や、専門業者だからこそお伝えできる正しい知識を積極的にお届けすることで、皆様に失敗のない外壁塗装・屋根塗装を行っていただきたい。
先代から受け継いだ「お客様第一」の伝統と職人の技を大切にしながらも、常に新しい技術や情報を取り入れ、お客様にとって何が最善かを考え続けます。
今まさに「外壁塗装で悩んでいる…」というようであれば、まずはお気軽にご相談ください。
2025.06.15
2025.06.15
2025.05.08
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タムラ塗装は、経験豊富なスタッフ全員でお客さまと信頼関係を築き、安心・安全・高品質を提供します。
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