
2025.06.15
投稿日:2025.06.15
タイトルの通り、外壁塗装中は原則「窓開けNG」です。さらに工程によってはエアコンの使用も制限されます。
…と聞くと、
と不安に感じられ方も多いと思います。
ただ実際のところ、ずっと開けられないわけではないので、空気が澱みっぱなしになる…といった心配はありません。
そこで本記事では、外壁塗装中の「窓」や「換気」それからプライバシーにも関わってくる「カーテン」などの“窓際”に関する疑問・質問にお答えしていきます!
本記事では「窓 = ガラス窓」として解説します。
まず外壁塗装の期間中、基本的に窓は開けられません。「絶対密閉!」というわけではないんですが…、洗浄水が飛散したり、塗料の臭いが室内に入ることも踏まえて、窓を閉めることを“推奨”させていただいてます。
また外壁塗装は1ヶ月くらいかかるものですが、「この期間ずっと開けられない」というわけではないです。詳しく解説していきますね。
まず外壁塗装の流れは以下の通り。
このうち窓が開けられなくなるのは、水が飛散する「3」から、塗料を使用する「6」までのだいたい5日〜7日間程度です。つまり水や塗料が飛散する可能性があるときだけ締め切っていただくイメージになります。
▲窓周辺をマスカーで養生している様子
“窓の開閉”そものもはできるんですが、窓ガラスや網戸などが塗料の飛散を防ぐための“ビニールシート(マスカーなど)で完全に覆われている状態”なので、実質的には窓を開けて、換気をしたり、外の景色を見たりすることが難しいと考えていただくといいでしょう。
そもそも「外壁塗装の一連の流れ(いつ・何をするのか)」がイマイチわからない方は、こちらの記事からご覧ください!
外壁の劣化・汚れが気になり始めた方であっても、 外壁塗装ってどんな作業をするのか…? 工期はどのくらいかかるの…? このようなことに悩むのではではないでしょうか? そこで本記事では、外壁塗装の「一連の流れ・手順」をプロの塗装士が解説します! そもそも「外壁塗装」とは? 外壁塗
もし仮に開けてしまった場合どうなるのか?についても詳しく見ていきましょう。
まずよくある勘違いですが、窓を開けても「塗料が室内に飛散すること」はありません。
なぜかというと、塗装中は写真のような「マスカー」と呼ばれるもので養生を行うので、よほどのことがない限り塗料が飛散する心配はありません。
ただ逆に、窓を開けることでこのマスカービニールがバタバタと音を立てるため、うるさく感じられてしまうと思います。
塗料の臭いが部屋に入ってきてしまうことがあります。
これは塗料が乾燥する過程で成分が蒸発し、空気中に広がるからで、特に油性塗料の場合、シンナー(有機溶剤)が含まれており、これが強い臭いの主な原因となります。
シンナーは空気より重く、低い場所にたまりやすい性質があるため、風通しの悪い場所や1階など地表に近い部屋では、窓を開けると臭いが入りやすくなります。また、塗装直後は塗料成分の蒸発量が多いため、特に臭いが強く感じられます。
最近は「水性塗料」の使用割合がだいたい90%近くになったので、油性塗料よりは臭いが抑えられるようになりました。
ただそれでも臭いは広まりやすく、特に「トイレ」や「風呂場」などの個室であるほど、水性塗料であっても臭いが充満しやすいので注意してください。
念のため養生はしているのですが、小さなホコリやゴミは養生のスキマを通り抜け、乾ききっていない塗装面に付着してしまうことがあります。
また、室内と外気の「気圧差による風」によって、塗料が均一に乾かなかったり、不均一になったりする可能性はゼロではありません。
そのため仕上がりの担保という意味でも、特別なご事情がない限り、当社では原則「閉め切り」をお願いしています。
どうしても換気したい場合があれば、まず私たち業者にご相談ください。
というのも無理に開けてしまうと先に紹介したマスカーが剥がれる可能性があります。最悪、剥がれるだけなら良いのですが、その剥がれたマスカーが塗りたての塗料についてしまうと、外壁にベッタリとビニールが付着してしまいます。
ですのでお客様にはご迷惑とお手数をおかけしますが、どうしても換気いただきたい場合は、まずはお声かけいただけると大変嬉しく思います。
たとえば部屋干し続きの湿気や、お子様部屋の換気などであれば、我々業者が養生を部分的に剥がしたり、そのエリアをなるべく早めに施工したりといった工夫をいたします。
どうしても施工の進行具合的に窓が開けられない場合は、部屋や玄関ドアを一時的に開けることで外気を取り入れる方法もお試しください。
当社では施工の工程表を必ずお渡ししているのはもちろん、
と、各工程における注意点を事前にご共有させていただいています。
またお客様が工事期間中もできるだけ快適に過ごせるよう、最大限の配慮を心がけています。「どうしてもこの時間帯だけは換気がしたい」「体調の都合で、一時的に空気の入れ替えが必要」といったことであれば、遠慮なくご相談ください。
などなどお客様のご事情・ご予定が先に分かっている場合も、ぜひ先にご共有いただけると嬉しいく思います!
ここから余談ですが、塗装中は職人が家の周りで作業を行いますので、「職人から丸見えなんじゃないか…」と思われる方も多くいらっしゃいます。
ここからは窓に関する小ネタとして「カーテンの開閉」についてもお話ししたいと思います。
予めお伝えしますが、私たちがわざわざ部屋を覗くことはありませんし、基本的に「足場の高さ」からも覗き込むことは割と難しいです。
その上で、職人がお客様のお住まいの窓の近くで作業を行うのは、主に以下の期間です。
足場の組立て・解体
窓まわりの養生
窓まわりの塗装
養生の撤去
これらの作業が行われるのは、外壁塗装工事全体の期間のうち、主に「窓が開けられない期間」としてご説明した数日間~1週間程度と重なります。
この期間は、職人が窓の高さで作業することになります。
どうしても気になる方は閉めておくのが無難ですが、施工中ずっと閉めていただく必要はありません。
基本的には先ほどご紹介した「マスカー」が目隠しになるので、そもそも家の中の様子はあまり見えません。
ですので特段気にならないのであれば、日差しを少しでも取り込みたい場合、カーテンを開けておくことに抵抗がない場合は、無理に閉める必要はありません。
ただやはり「養生を張るとき・剥がすとき」はどうしてもお部屋の中が見えてしまう可能性がありますので、その時だけはカーテンを閉めておかれることをお勧めします。
「生活音って聞かれませんかね…?」とご質問いただくこともあります。
もちろん聞き耳を立てることはありませんので、窓を閉めていただければよっぽど大丈夫ですが、大きな話し声やテレビの音は、足場の作業員に聞こえる可能性もございます。
もし気になるようであれば、お手数おかけしますが、作業中は少し音量を控えるなど、ちょっとしたご配慮をいただければと思います。
外壁塗装は工事音がかなり響くもので、音はおよそ“100m先”くらいまでは聞こえてしまいます。足場を組むときや解体するとき、高圧洗浄で外壁を洗うときには、金属の衝撃音やモーター音なんかが想像以上に響くんです。
とくに最近では、在宅勤務や昼間に休みを取る方など、働くスタイルもさまざまなわけですから、工事の音が大きいと強いストレスを感じられる方も多くいらっしゃいます。
そのため事前に「◯日間はは騒音が発生しますが、ご迷惑をおかけします」と一言伝えさせていただいています。
この辺りのお話はこちらの記事をご覧ください!
外壁塗装を検討していると、気になるのが「近所の方へ迷惑をかけないか」という不安ではないでしょうか。 足場を組む金属音や塗料の独特な臭い、高圧洗浄で飛び散る水しぶき……。思った以上に近隣トラブルの火種が多いのも、外壁塗装の大きな特徴です。 今回は、外壁塗装に欠かせない「近隣挨拶」に焦点を当て、その
どんなに良い材料を使っても、扱う職人の意識が低ければ意味がありません。
当社は100%自社施工を掲げていますが、下請け業者を挟むとどうしてもその業者の教育が行き届いてなく、お客様ひいては近隣の方にも迷惑をかけてしまうこともあります。
そのためタムラ塗装では、全職人にお客様のプライバシー尊重の重要性を日頃から厳しく指導しています。
具体的な指導内容
作業に集中し、不必要にお客様の窓に視線を向けたり、近づいたりしない。
休憩時間を含め、お客様の敷地内で大声で騒いだり、ご不快感を与える言動を慎む。
作業前後のご挨拶や、お客様への確認時の声かけを徹底し、コミュニケーションを通じて信頼関係を築く。
これらは、「見られているかもしれない」というお客様のご不安を少しでも和らげるための、私たちの大切な約束です。
外壁塗装中に「窓が開けられない」というご不安、この記事で少しは解消されたでしょうか。
窓が使えない期間や理由、換気やプライバシー対策、そしてタムラ塗装の安心サポートについて解説しました。
外壁塗装中に窓が開けられないのにはしっかりとした理由があり、その期間も数日から1週間程度と目安があります。また、窓が使えない間も、換気扇の利用やカーテンの工夫などでプライバシーを守りつつ生活することが可能です。
初めての工事では心配事がつきものですが、正しい知識と信頼できる業者とのコミュニケーションが、不安を安心に変える鍵です。
株式会社タムラ塗装は、足立区・荒川区で40年以上、お客様に寄り添ってきました。「窓が開けられない」間の生活も、経験豊富な私たちがしっかりサポートします。お気軽にご相談ください。
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2025.05.08
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