
2025.01.25
投稿日:2024.11.15
通気緩衝工法は、防水層の下に通気層を設けることで、
建物内部からの湿気や水蒸気を効果的に逃がすことを目的とした防水工法です。
特に、日本のように湿気の多い気候の地域では、湿気が建物内部に溜まりやすく、その結果、防水層が膨れてしまうことがあります。
通気緩衝工法は、このような問題を未然に防ぐために考案された工法で、水蒸気圧の影響を最小限に抑えることができるのが大きな特徴です。
防水層の膨れは、見た目の問題だけでなく、雨水の侵入によるさらなる被害を引き起こす原因になります。
通気緩衝工法では、防水層下の湿気や水蒸気を脱気筒を通じて排出するため、膨れを防ぎます。
湿気が原因で防水層が劣化するリスクを軽減できるため、防水層の耐久性が向上します。
その結果、定期的な修繕の頻度を抑えられ、コスト削減につながります。
この工法のポイントは、防水層と下地の間に設けられる「通気層」です。
この通気層が湿気を逃がす道を作り、さらに「脱気筒」という部材を設置することで
水蒸気が効率よく外部に放出されるようになっています。
脱気筒は、防水層下に溜まった湿気を効率的に排出するための特殊な部材です。
適切な場所に設置することで、湿気を一方向に逃がし、膨れや剥離を防ぎます。
施工面の状態を確認し、不陸調整やひび割れ補修を行います。
この工程が防水層の耐久性を左右するため、慎重に作業します。
通気層を設けるために、専用のマットや材料を敷設します。
この層が湿気を逃がす経路となります。
脱気筒を適切な位置に配置し、湿気が外部に放出されるようにします。
脱気筒の設置箇所や数は、施工面積や湿気の量に応じて決定されます。
通気層の上に防水層を施工します。
一般的にはシート防水や塗膜防水が用いられます。
通気緩衝工法は、以下のような環境で特に効果を発揮します
通気緩衝工法は、防水層を長持ちさせるための最先端技術の一つです。
湿気による膨れや剥がれを防ぎ、建物の寿命を延ばすだけでなく、メンテナンスコストも抑えることができます。
防水工事をお考えの方や、既存の防水層に問題を感じている方は、ぜひこの通気緩衝工法をご検討ください。
「屋上やバルコニーが気になるけど、どこに相談すればいいかわからない…」という方は、お気軽にお問い合わせください!
11月17日(日)にアップロード予定のYOUTUBE動画では、
通気緩衝工法について写真を使用し説明していますので是非ご覧ください🙇🏻
2025.01.25
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