
2025.01.25
投稿日:2024.10.29
外壁塗装をした後、ふと見てみると塗装が膨れてしまっている…。
これは多くの方が経験する可能性のある問題です。「膨れ」とは、塗装した外壁が部分的に浮き上がり、気泡や袋状のものができる現象です。
この記事では、なぜ膨れが起こるのか、その原因や対策を詳しく解説していきます。
膨れは、外壁の一部が風船のように浮き上がり、触ると柔らかい感触があるのが特徴です。
放置すると、さらに大きくなったり、剥がれたりする可能性があります。
外壁の内部に水分が含まれている状態で塗装を行うと、水分が乾燥するときに蒸発し、塗膜を持ち上げて膨れが発生します。
また、塗装面がしっかりと乾燥していない状態で上塗りを行った場合にも、膨れが起きることがあります。
塗装前の下地処理が不十分だと、旧塗膜や汚れ、埃が原因で塗料がしっかりと密着しません。その結果、塗装後に膨れが発生することがあります。
特に夏場や湿度が高い時期は、外壁の温度が急激に上がったり、湿気が多かったりするため、塗装面に膨れが発生しやすくなります。
塗料の乾燥過程で温度変化が激しいと、膨れが生じることがあるのです。
外壁材に適した塗料を選ばなかった場合や、相性の悪い塗料を使用した場合も膨れの原因になります。
特に、吸湿性の高い下地材に透湿性の低い塗料を使用すると、内部に溜まった湿気が膨れを引き起こすことがあります。
塗装前にしっかりと外壁を洗浄し、汚れやカビ、旧塗膜を取り除きましょう。また、ひび割れや欠損箇所があれば補修を行い、下地を整えておくことが重要です。
外壁が十分に乾燥しているかを確認し、特に雨上がりや湿度の高い日には塗装を避けるようにしましょう。
乾燥時間を十分に確保することで、膨れのリスクを減らせます。
外壁の素材や環境に適した塗料を選びましょう。透湿性の高い塗料を選ぶと、内部の湿気を逃しやすくなり、膨れのリスクが軽減されます。
また、施工時の気温や湿度をしっかり管理し、適切な乾燥時間を設けることが大切です。
膨れを発見したら、早めに対処することが重要です。膨れた部分をカッターで切り開き、内部の水分や空気を抜き取り、再度塗装することで対処が可能です。
しかし、大規模な膨れが発生している場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。
外壁塗装における「膨れ」は、湿気や下地処理の不足、塗料の選択ミスなどが原因で発生します。
膨れを防ぐためには、事前の準備や適切な施工が重要です。この記事を参考にして、外壁塗装を計画する際には膨れを未然に防ぐポイントを押さえておきましょう。
2025.01.25
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