
2025.08.26
投稿日:2025.08.27
外壁塗装を考え始めると、「ハイブリッド塗料」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。
なんとなく高性能で良さそうなイメージはあっても、シリコンやフッ素といった従来の塗料と何が違うのか、価格に見合うだけの価値があるのか、いまひとつ分かりにくいですよね。 外壁塗装は100万円以上かかることもある大きな買い物だからこそ、「絶対に後悔したくない」「10年後もこの選択で良かったと思いたい」と考えるのは当然のことです。
結論からいうと、ハイブリッド塗料は、長期的な視点で住まいを大切にしたいと考える方にとって、非常にコストパフォーマンスの高い塗料です。
この記事では、創業40年、4,000件以上の施工実績を持つ外壁塗装の専門店「タムラ塗装」が、その理由と後悔しないための選び方を、プロの視点で分かりやすく解説します。
この記事でわかること
タムラ塗装 代表取締役社長 / 職人歴10年 / 一級塗装技能士保有
高校を卒業と共に外壁塗装業界へ。先代(親方)のようにいつも「お客さまに喜んでもらえる会社をつくる」をモットーに、お客様はもちろん、一緒に働く仲間や家族に対して思いやりを持って過ごせる会社を目指す。
まずは「ハイブリッド塗料って、そもそも何?」という基本から整理しておきましょう。
シリコンやフッ素といった他の塗料との違いが分かると、この後の話がより深く理解できます。
「ハイブリッド」という言葉が、異なる要素を混ぜ合わせたものを指すように、ハイブリッド塗料も、特性の違う複数の素材をメーカーが独自の技術で掛け合わせ、それぞれの弱点を補い、長所を伸ばした塗料のことです。
多くは、シリコンやフッ素といった「有機物」と、セラミックなどの「無機物」を組み合わせて作られています。
有機塗料の「柔軟性」と、無機塗料の「紫外線への強さ」を両立させるなど、単一の素材では得られない性能を発揮するのが、ハイブリッド塗料の大きな特徴です。
身近なもので例えるなら、車のハイブリッドエンジンと同じで、ガソリンエンジンと電気モーターの“いいとこ取り”をしている、とイメージすると分かりやすいかもしれません。
外壁塗料には、価格や耐久性に応じてさまざまなグレードがあります。
一般的に、「アクリル < ウレタン < シリコン < フッ素 < 無機」の順に、耐久性が高く、価格も上がっていく傾向にあります。
現在、市場で「ハイブリッド塗料」として販売されている製品の多くは、この中で「シリコン以上、フッ素未満」という、非常にコストパフォーマンスに優れた位置づけにあります。
つまり、「価格はシリコンより少し高いけれど、耐久性はフッ素に迫る」という、まさに“高耐久&高コスパ”な塗料なのです。 この「長期的に見てお得」という点が、ハイブリッド塗料が多くの人に選ばれている大きな理由です。
ハイブリッド塗料の基本をご理解いただいたところで、ここからが本題です。
実は、ハイブリッド塗料を選ぶ際には、カタログや営業トークだけでは分からない、非常に重要な事実が5つあります。 これを知っているかどうかで、10年後の満足度が大きく変わるといっても過言ではありません。
特に重要なポイントは以下の5つです。
衝撃的かもしれませんが、実は「ハイブリッド塗料」には、JIS規格のような業界団体による厳密な定義が存在しません。 JIS規格とは、日本の産業製品に関する品質や性能、安全性などを定めた国家規格のことです。 つまり、メーカーが「これはハイブリッド塗料です」といえば、それがまかり通ってしまうのが現状なのです。
極端な話、従来のアクリル塗料にほんの少しだけ無機成分を混ぜただけでも、「ハイブリッド塗料」として販売できてしまいます。 そのため、「ハイブリッド」という言葉の響きだけで「高性能だ」と判断するのは非常に危険です。
同じ名前でも、中身はまったくの別物である可能性が十分にある、ということをまず知っておきましょう。
では、私たちは何を基準に判断すればよいのでしょうか。
その答えは、「何と何を混ぜ合わせたハイブリッド塗料なのか」という、その中身にあります。
例えば、「アクリル樹脂」をベースにしたハイブリッド塗料と、「フッ素樹脂」をベースにしたものでは、当然ながら耐久性は大きく異なります。
ちなみに、私たちタムラ塗装で標準的に採用しているハイブリッド塗料の一つが、エスケー化研の「エスケープレミアム無機」です。 これは、最高ランクのフッ素樹脂に無機成分を掛け合わせた、非常に高い耐久性を誇る塗料で、お客様の家を長期間にわたって守りつづけます。
「業者にSK化研のエスケープレミアム無機を勧められたけど、本当に良い塗料なんだろうか…」 「価格が高いって聞くけど、それだけの価値があるのか、正直よく分からない…」 外壁塗装は、100万円以上かかることもある、人生でそう何度も経験しない大きな買い物です。 だからこそ、塗料選びで絶対に後悔したくない
このように、名前ではなく、製品のカタログなどに記載されている「主成分」に注目することで、その塗料がどのくらいの性能を持っているのかを、ある程度推測できます。
もう一つ、一般にはほとんど知られていない重要な指標があります。
それが、「樹脂の含有率」です。
塗料の耐久性は、主成分である樹脂がどれだけ多く含まれているかに大きく左右されます。 しかし、多くのメーカーはこの含有率を公表していません。
そのため、同じ「フッ素塗料」という名前でも、高価なフッ素樹脂が少ししか入っていない「薄い」塗料もあれば、たっぷり入っている「濃い」塗料も存在するのが実情です。
極端に価格が安い高性能塗料には、こうした裏がある可能性も否定できません。 「高品質な塗料は、それなりの価格がする」という、当たり前の事実を忘れないようにしましょう。
これはハイブリッド塗料に限りませんが、絶対に忘れてはならない事実です。
どんなに優れた塗料も、メーカーが定める規定通りに、正しく施工されなければ、その性能を100%発揮することはできません。
特にハイブリッド塗料は、比較的新しい塗料であるため、職人の経験や知識によって、仕上がりの品質に差が出やすい側面があります。
耐用年数20年の塗料を選んだはずなのに、施工が悪かったために、たった数年で劣化が始まってしまった…ということも、残念ながら少なくありません。
塗料選びと同じくらい、いや、それ以上に「誰に塗ってもらうか」が重要だということです。
「ハイブリッド塗料」と一括りにせず、その種類ごとの特性を理解することも大切です。
例えば、非常に高い耐久性を誇る「無機ハイブリッド塗料」は、塗料が乾燥して固まった膜である「塗膜(とまく)」が硬くなる性質があります。 この塗膜が、紫外線や雨風から外壁を守ってくれるわけです。
そのため、セメントと砂を水で練り混ぜて作られた「モルタル外壁」のように、ひび割れしやすい外壁材に塗装すると、建物の動きに塗膜が追従できず、一緒にひび割れてしまうリスクがあります。
一方で、シリコン樹脂をベースにした「ラジカル制御型シリコン塗料」などは、柔軟性も兼ね備えているため、ひび割れにも比較的強いという特徴があります。
ご自身の家の外壁材との相性も考えながら、最適な種類のハイブリッド塗料を選ぶ視点が必要です。
さて、ここまでハイブリッド塗料を選ぶ上での注意点をお伝えしました。 「なんだか選ぶのが難しそうだ」と感じられたかもしれません。
しかし、これらの事実を知っているからこそ、私たちは自信を持ってハイブリッド塗料をお勧めできます。 ここからは、その理由である3つの大きなメリットを解説します。
ハイブリッド塗料最大のメリットは、その圧倒的な寿命の長さです。
製品にもよりますが、耐用年数15年以上を期待できるものが多く、中には20年以上の耐久性を誇る製品も登場しています。
一般的なシリコン塗料の耐用年数が10年くらいですから、塗り替えの周期を大幅に延ばすことができるのです。 塗り替え回数が減れば、その都度発生する工事の手間や、ご近所への挨拶回りといった、施主様の負担も大きく軽減されます。
ハイブリッド塗料の多くは、汚れがつきにくい「低汚染性」も備えています。
塗膜の表面に、雨水が汚れを洗い流してくれる特殊な層を作る「セルフクリーニング効果」が期待できるためです。
また、カビや藻の発生を抑える機能を持っている製品も多く、長期間にわたって、新築時のような美しい外観を維持できます。 「せっかくきれいに塗り替えたのに、数年で雨筋汚れが目立ってきてしまった…」という、よくある悩みも、ハイブリッド塗料なら解決できるかもしれません。
初期費用はシリコン塗料よりも高くなりますが、ハイブリッド塗料は長期的な視点で見ると、トータルのメンテナンスコストを抑えることができます。
例えば、30年間で住まいのメンテナンスを考えてみましょう。 耐用年数10年のシリコン塗料なら3回の塗り替えが必要ですが、耐用年数15年のハイブリッド塗料なら2回で済みます。
塗装工事では、塗料代の他に、必ず「足場代」が発生します。 この足場代は、一回あたり15〜20万円ほどかかるのが一般的です。
塗り替えが1回減るだけで、この足場代が丸々節約できるのですから、その差は非常に大きいですよね。 目先の価格だけでなく、将来を見据えたトータルコストで考えることが、賢い塗料選びのコツです。
これだけのメリットがあるハイブリッド塗料ですが、「なぜそんなに長持ちするの?」という技術的な根拠が気になりますよね。
その性能を支えているのが「ラジカル制御」という技術です。 少し専門的な話になりますが、この仕組みを知ることで、本物の高性能塗料を自信を持って見分けられるようになります。
そもそも、なぜ塗料は劣化するのでしょうか。 その最大の原因は、太陽の光に含まれる紫外線です。
塗料には、色を付けるための顔料「酸化チタン」が含まれていますが、この酸化チタンが紫外線に当たることで、塗膜の劣化を進める「ラジカル」という因子が発生します。
このラジカルが、塗料の主成分である樹脂の結合を次々と破壊し、塗膜をボロボロにしてしまうのです。 外壁を触ると手に白い粉が付く「チョーキング現象」は、このラジカルによって塗膜が破壊された結果、起こる代表的な劣化症状です。
従来の塗料は、このラジカルの発生に対して無防備でした。 そこで開発されたのが、ラジカルの発生そのものを抑制する「ラジカル制御技術」です。
この技術は、主に2つの仕組みで塗膜を守ります。 まず1つ目は、酸化チタンの周りを特殊なバリアでコーティングし、ラジカルが発生しても外に出てこられないように閉じ込める方法です。 2つ目は、それでも漏れ出てきてしまったラジカルを、「HALS(光安定剤)」という成分が捕獲し、無害化するというものです。
この鉄壁のダブルブロックによって、塗膜の劣化を抑え、塗料の寿命を飛躍的に延ばすことに成功したのです。
もうお分かりですね。
現在、市場で「ハイブリッド塗料」として販売されている高耐久塗料の多くは、この「ラジカル制御技術」を核として、さらに無機成分などを組み合わせることで、性能を最大限に高めたものなのです。
つまり、「ハイブリッド塗料」の価値の本質は、単なる素材の組み合わせだけでなく、科学的根拠に基づいた「ラジカル制御」という技術革新にあるといえます。
私たちタムラ塗装が扱う「エスケープレミアム無機」も、このラジカル制御技術を核とした最高峰のハイブリッド塗料の一つです。
ここまで、ハイブリッド塗料の技術的な面を詳しく解説してきました。 最後に、4,000件以上の外壁塗装を手がけてきた当社の立場から、ハイブリッド塗料に対する率直な見解と、実際の料金プランをお伝えします。
結論からいうと、ハイブリッド塗料は、目先の価格よりも10年、15年先を見据えた満足感を重視する方にこそ、自信を持っておすすめできる塗料です。
なぜなら、一度の塗装で長く安心な家に住み続けたいという願いを、その高い耐久性で叶えてくれるからです。 塗り替え周期が延びることで、将来のメンテナンス費用、特に高額な足場代を賢く節約できるという経済的なメリットも見逃せません。 さらに、汚れに強く、長期間にわたって新築時のような美しい外観を保てるため、「いつでも自慢できる我が家」でありつづけます。
これら「安心」「経済性」「美観」のすべてが、10年後、20年後の「この選択で良かった」という深い満足感につながるのです。
ただし、私たちはどんなお客様にもハイブリッド塗料をお勧めするわけではありません。 例えば、「あと数年で住み替える予定がある」という方に、高価な高耐久塗料は必要ないからです。
大切なのは、お客様一人ひとりのライフプランや価値観に寄り添い、最適な塗料を一緒に考えること。 それが、私たちの基本的なスタンスです。
その上で、もしハイブリッド塗料を選ばれる場合、タムラ塗装では、25坪くらいの一般的な戸建て住宅で、足場代や高圧洗浄などすべて込みで140万円前後からご提供しています。
これは、中間に業者を挟まない100%自社施工だからこそ実現できる、適正価格です。 最長10年の自社保証もお付けしていますので、施工後も安心してお任せください。
この記事では、ハイブリッド塗料の本当の価値と、後悔しないための選び方について、プロの視点から解説してきました。
ハイブリッド塗料は、確かに素晴らしい性能を持った塗料ですが、その価値を最大限に引き出すためには、言葉のイメージに惑わされず、その本質を理解することが不可欠です。
そして、それ以上に重要なのが、塗料の性能を100%引き出す技術を持った、信頼できるパートナーを選ぶこと。 それが、10年後、20年後に「この選択で良かった」と心から思える、唯一の方法なのです。
最後に、この記事の重要なポイントをもう一度振り返りましょう。
タムラ塗装は、創業から40年以上、この地域で4,000件以上の住まいを守りつづけてきた、塗装のプロフェッショナル集団です。
もし、あなたの家にとって最善の選択を一緒に考えたいと思われたら、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。 塗料のことから、費用のことまで、誠心誠意お応えします。
東京都足立区・荒川区・23区・都内近郊
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